トップページ | 2008年9月 »

2008年8月

社会人になれたかな?

今年の年賀状の返信は、母の病状が心配なので出しそびれてしまったんです。でも、今はいちおう元気にしているので、安心して書いております。言い訳になりますが、親類の冠婚葬祭、墓参りの類には一度も出席したことがありません。経験が浅いため、悪気が無くても失礼な振る舞いをしてしまうことはありえます。大目に見ていただけたらと思います。私の幸運なところ

1.直接お話した先生が、その半年後くらいにノーベル賞を受賞した。

2.お見舞いに行く機会はほとんど無かったが、見舞ったことのある人はまだみな生きている、筈(※)

ですが、やはりこの幸運が続いている間にもっと多くの人と話すべきだったか?でも私自身は一緒にいても楽しい気分にさせるような人物ではなく、傍若無人でそれ故に嫌われたり、いじめられがちなんですよね。生まれつきの性格だと思います。大学院の件で被害妄想までひどくなりました。狂人には慣れています。

(※)知人に亡くなった人も何人かいるが、そもそも病気だったことを知らなかったり、しばらく見ないうちだった、という意味です。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

超対称性を仮定する物理

大槻義彦先生のブログhttp://ohtsuki-yoshihiko.cocolog-nifty.com/about.htmlを見たのが、ブログを作ろうと思ったきっかけです。

今月号のパリティは、超弦理論の特集ですね。研究室に数年間いて、実在素粒子の名前を聞くことがほとんど無かったあの理論。数百億円の税金を使ってLHC実験もようやく始まり、戸塚洋二先生も疑いの目で見ていらっしゃったであろう(※)超対称性粒子が本当にあるのか、確かめられようとしています。大槻義彦先生はこのような、超対称性を仮定した理論についてどうお考えなのか、オカルトを批判する物理学者として率直なコメントを伺いたいものです。

私は、別途500億円の税金を使うILC計画を、「超対称性粒子発見」のように必然性のない理論を口実として推進すべきではないと思います。理論が専門ですから、実験自体に反対はしておらず、真偽が確かめられればそれなりに嬉しいのですけれども、それだけの投資をする価値があるのか疑問です。もう少し現実的な目的を考えて欲しい。

100人を超す物理学者が関わっているわけですが、いっぽう私の大学院での7年間や彼女の人生も、この理論のためにつぶされたわけで。偶然にも小柴先生の受賞年にILC計画推進者の下でTAをした身としては、正直に意見を述べる責任を感じます。まあもっとも責任があるのは、当然、年収24万円だった私ではなく教授のはずなのですが。

なお、私はアマゾン書評http://www.amazon.com/Effective-Lagrangians-Standard-Monographs-Physics/dp/3540625704でも判るとおり、2001年から超対称性理論を公然と「信頼できない」と述べております。修士課程では、希望する分野で論文を書くことを許されなかったため、「白痴」と言われて一度退学させられました。この事実だけでも公開する価値があると思います。

現在私は研究職には就けておらず、問答無用で6分の1に削除させられた博士論文http://arxiv.org/abs/hep-th/0407057を適切な批判の下で改訂したくても、時間的余裕はありません。でも、ひょっとしたら、現職と同様に、多額の税金のかかっている素粒子物理について経験したこと、専門的意見を述べることも社会的重要性があるのではないかと考えて、久々に筆をとりました。2度と、故意に嘘をつく科学者による犠牲者が出ませんように。

一度きりの人生、科学的事実を知りたい。この世を理解せずに死ぬのなんて嫌だ。交通事故で入院した当日も、素粒子の教科書を読んでしまった特殊な価値観です。論文に関する「間違っているのではないか」などのご意見は大歓迎いたします。

ところで、私は裁判官ネットhttp://www.j-j-n.com/の「皆様からのメール」(2007/12/01)2番目の投稿者です。まさにオカルトに起因する犯罪なわけですが、教祖は目が悪くて十分な教育を受けられなかった可能性が高いのだからむしろ責任は軽く、信じるほうが悪い、と思います。しかし1980年代から超対称性理論が流行して、それを学ばされたのなら、研究室の先輩である豊田亨被告(※※)には同情します。正しい科学的思考法を教えることのできなかった教授達の責任はとても重いと思います。話は飛びますが戦争も、軍部だけではなく、理論的裏づけをするような学者もいたはずで、でなければ起きなかっただろうと思うのです。

(※)戸塚洋二先生

お会いしたことは無いのですが重病とは知りませんでした。ご冥福をお祈りします。教科書に、正直に「妙な名前のついた新粒子がたくさん予言されているがひとつも見つかっていない」というようなことを書いていらっしゃいました。

(※※)参考までに、被告の修士論文は「ゲージ対称性の起源」と言い、物理図書室で閲覧可能です。教団関係資料を調べたりもしましたが、なかなか暇がとれません。科学的事実を知らされなかったなら被告も被害者のようなものなので、できるだけみんな生き延びて欲しいです。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

トップページ | 2008年9月 »